DTM環境のノイズ、電源タップを変えたら一気に減りました。 筆者の体験をもとに、おすすめの電源タップを5つ紹介します!
電源タップを変えたらDTM環境のノイズが消えた話
以前、自宅でボーカル録音をしていたときに「サー」という微かなノイズがずっと乗っていました。 ケーブルを交換しても、オーディオインターフェースの設定を見直しても変わらない。 最終的に原因だったのは、100均で買った延長コードでした。
試しにFURMANのパワーディストリビューターに差し替えたところ、あのノイズがウソみたいに消えたんです。 電源って地味だけど音に直結するんだなと実感した瞬間でした。

DTM環境だとPC、モニタースピーカー左右、オーディオインターフェース、MIDIキーボードなど、コンセントの数がどんどん増えます。 安い電源タップでタコ足にしていると、ノイズが乗るだけでなく最悪の場合は火災の原因にもなります。
音響用の電源タップやパワーディストリビューターにはサージ保護(雷ガード)やノイズフィルターがついているものが多く、機材を守りながらクリーンな電源を供給してくれます。
DTM向け電源タップのおすすめランキング5選
第1位:FURMAN パワーディストリビューター SS-6B

DTMをやっている友人から「まずFURMAN買っとけ」と言われて購入しました。 実際に使ってみると、モニタースピーカーから出ていた「ジー」というノイズが消えて衝撃を受けました。
6口のコンセントにサージ保護とEMI/RFIフィルターが入っていて、DTM機材をまとめて挿すのにちょうどいいです。 金属筐体で見た目もプロっぽくてテンションが上がります。
正直に言うと、もっと高価なパワーディストリビューターと比べれば音質への影響は微妙かもしれません。 でもこの価格帯でノイズ対策と機材保護ができるのは間違いなくコスパが良いです。

DTM定番のサージ保護付きパワーディストリビューター
第2位:エレコム 電源タップ 10個口 2m マグネット 雷ガード ECT-2620BK

10口もあるのでDTM機材を全部まとめられます!! PCモニター、スピーカー左右、オーディオインターフェース、MIDIキーボード、デスクライト……全部挿してもまだ余裕があるのがすごい。
マグネット付きなのでデスクの脚やラックにくっつけて使えます。 デスク周りの配線がスッキリして、足元でケーブルを踏む事故がなくなりました。 雷ガード付きで急な落雷からも機材を守ってくれます。
ただ、音響専用のノイズフィルターは入っていないので、オーディオ的なノイズ除去の効果はFURMANほど期待できません。 あくまで「口数が多くて雷ガードがある便利な電源タップ」として使うのがベストです。

10口マグネット付きで配線スッキリ
第3位:サンワサプライ 電源タップ 10個口 2m 雷ガード TAP-SP2110N-2BK

サンワサプライの10口タップは、個別スイッチが付いているのが地味にありがたいです。 使わない機材の電源だけ切れるので、待機電力のカットにもなります。
開封して最初に感じたのは「意外とコンパクト」ということ。 10口もあるのにデスク下に収まるサイズ感で、存在感がそこまで大きくありません。 コード長が2mあるので、デスクからコンセントまでの距離も余裕です。
注意点としては、口の間隔がやや狭いので大きめのACアダプターを挿すと隣の口が塞がれることがあります。 ACアダプターが多いDTM環境では配置を工夫する必要がありそうです。

個別スイッチ付き10口タップ
第4位:パナソニック ザ・タップZ 4コ口 WHS25149WP

パナソニックの「ザ・タップZ」はACアダプター対応設計で、口の間隔が広めに作られています。 DTMで使うACアダプター付きの機材(MIDIキーボードやエフェクターなど)を挿しても隣の口を塞がないのがうれしいポイントです。
ぶっちゃけ4口しかないので、DTM機材を全部まかなうには足りません。 メインの電源タップとは別に、ACアダプター専用のサブタップとして使うのが現実的です。
国内メーカーの安心感と、パッキン付きの差込口でホコリが入りにくい構造は地味にいいです。 DTMデスクの裏はホコリが溜まりやすいので、トラッキング火災防止の意味でもありがたい機能です。

ACアダプター対応のゆとり設計
第5位:オヤイデ電気 電源タップ OCB-1 ST II

オヤイデ電気はオーディオ用ケーブルで有名な日本のメーカーです。 このOCB-1 ST IIは3口と少ないですが、1口ごとの電源品質にこだわったオーディオグレードの電源タップです。
実際にモニタースピーカーの電源をこれに変えてみたら、中高域の解像度がほんの少し上がった気がしました。 正直プラシーボかもしれませんが、「電源を良くした」という安心感で作業に集中できるようになったのは確かです。
価格が1万円を超えるので、DTM初心者にはなかなか手が出しにくいです。 「電源周りにもこだわりたい」というある程度機材を揃えた中〜上級者向けの製品です。

オーディオグレードの高品質電源タップ
DTM用電源タップを選ぶときに見るべきポイント
電源タップを選ぶときに確認してほしいのは「口数」「サージ保護」「ノイズフィルター」の3つです。
| モデル名 | 口数 | サージ保護 | ノイズフィルター | 配線のスッキリ度 | 音への影響度 |
|---|---|---|---|---|---|
| FURMAN SS-6B | 6口 | あり | EMI/RFI | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| エレコム ECT-2620BK | 10口 | あり(雷ガード) | なし | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| サンワサプライ TAP-SP2110N | 10口 | あり(雷ガード) | なし | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
| パナソニック ザ・タップZ | 4口 | なし | なし | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| オヤイデ OCB-1 ST II | 3口 | なし | なし(高品質パーツ) | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
DTMの機材が多い方は10口タイプを選んでおくと安心です。 モニタースピーカーの音質を重視するなら、ノイズフィルター付きのFURMANやオヤイデが候補になります。

DTMデスク周りの電源管理で気をつけたいこと
電源タップの導入に加えて、配線の取り回し方でもノイズの出方が変わります。
電源ケーブルとオーディオケーブルはできるだけ離して配線してください。 平行に走らせるとノイズが誘導されやすくなるので、交差させる場合は直角に交差させるのが鉄則です。
コンセントのプラグはしっかり奥まで差し込むことも意外と大事です。 接触不良があるとノイズが出るうえに、発熱して危険な場合もあります。

電源タップと一緒に揃えたいDTM周辺アイテム
電源タップを新しくするタイミングで、ケーブル周りも一緒に整理するのがおすすめです。
ケーブルクリップやケーブルトレーがあると、デスク裏のケーブル地獄が一気に解消されます。 見た目がスッキリするのはもちろん、ケーブル同士の接触によるノイズも減らせます。
●遠藤つよし音楽機材やガジェットを中心に執筆しているライターです。 メーカー担当者や楽器店スタッフへのリサーチをもとに、読者目線でのわかりやすさを大切にしています。 今回は楽器店2店舗で電源タップの選び方について筆者が直接ヒアリングして記事にまとめました。


