フィラメントの吸湿トラブル、ドライボックスがあればかなり減ります!!
フィラメントドライボックスって何がいいの?【フィラメント ドライボックス】
3Dプリンターを使っていると、ある日突然プリント中に「パチパチ」という音がしたり、造形物の表面がザラザラになったりすることがあります。
これ、フィラメントが湿気を吸ってしまっているのが原因なんですよね。

ドライボックスは内部にヒーターがあって、40〜70℃でフィラメントを加熱乾燥してくれます。 乾燥させながらそのままプリントできるタイプが多いので、作業の流れを止めずに使えるのがありがたいところです。
5つのフィラメントドライボックスをひと目で比較
今回紹介する5製品の違いをざっくりまとめました。
| 製品名 | 温度範囲 | 乾燥しながら印刷 | 操作パネル | 静音性(体感) | コスパ印象 |
|---|---|---|---|---|---|
| Comgrow SH02 | 40-70℃ | ○ | タッチスクリーン | わりと静か | バランス良い |
| Sovol SH02 | 40-70℃ | ○ | タッチスクリーン | 普通 | 機能の割にお手頃 |
| Creality Space Pi | 45-70℃ | ○ | タッチスクリーン | やや音あり | デザイン重視なら |
| Chitu Systems E1 | 40-70℃ | ○ | タッチスクリーン | 静か | 高機能寄り |
| eSUN eBOX Lite | 対応 | ○ | デジタル表示 | 静か | 入門向け |

フィラメントドライボックスのおすすめ5選
第1位:Comgrow フィラメントドライヤーボックス SH02

150Wのヒーターを搭載していて、箱を開けた瞬間「あ、これしっかりしてるな」と感じるくらい作りがいいです。 タッチスクリーンで温度と時間をサクッと設定できるので、面倒くささがありません。
40〜70℃の温度調節が1℃単位でできるのは、フィラメントの種類によって細かく使い分けたい人にはうれしいポイント。 PETGは50℃で6時間、ナイロンは70℃で8時間みたいに、素材ごとに温度を変えて使っています。
Comgrow フィラメントドライヤーボックス SH02 150W 40-70℃ タッチスクリーン
150Wハイパワーで素早く乾燥!
第2位:Sovol フィラメントドライヤー SH02

Sovo lはEnder-3互換パーツでも有名なメーカーで、このSH02もコスパのよさが光ります。 150W PTCヒーターで、温度は40〜70℃まで対応。
実際に使ってみたところ、乾燥開始から2時間くらいでPLAのパチパチ音がなくなりました。 正直、もうちょっと時間かかると思っていたのでびっくりです。

第3位:Creality Space Pi フィラメントドライヤー

Crealityといえば3Dプリンター界では知らない人がいないくらいの大手メーカー。 このSpace Piは45〜70℃のPTC加熱で、360°均一に温めてくれます。
見た目が丸くてかわいいのがいい意味で予想外でした。 デスクの上に置いても違和感がなくて、インテリアとしても悪くありません。
Creality Space Pi フィラメントドライヤー 1ロール 45-70℃ PTC 360°加熱
大手Crealityの安心感!
第4位:Chitu Systems フィラメントドライヤー E1

Chitu Systemsはスライサーソフト「ChituBox」で有名な会社で、ドライボックスにも参入しています。 E1は40〜70℃対応、360°均一加熱でムラなく乾燥できるのがウリ。
タッチスクリーンの操作感がかなりスムーズで、「あ、ソフト屋さんが作ったんだな」という感じが伝わってきます。 温度到達までの時間も体感で速いです。

Chitu Systems フィラメントドライヤー E1 ドライボックス 40-70℃ 360°均一加熱
ソフト屋さんが作った高機能モデル
第5位:eSUN eBOX Lite フィラメントドライヤーボックス

eSUNはフィラメントメーカーとして世界中で使われているブランドで、そのeSUNが自社で作ったドライボックスがこのeBOX Lite。 フィラメントを知り尽くしたメーカーだからこその設計、というのは言い過ぎではないと思います。
重量計測機能がついていて、残りのフィラメント量を把握できるのが地味に便利。 「あと何グラム残ってるかな?」が一目でわかります。
eSUN eBOX Lite フィラメントドライヤーボックス
フィラメントメーカーが作ったドライボックス
フィラメントドライボックスを長く使うためのコツ
せっかく買ったドライボックス、できれば長く快適に使いたいですよね。
- 使わないときもフタを閉めておく(湿気の侵入を防ぐ)
- シリカゲルを併用すると乾燥効率アップ
- フィラメント送り出し穴のチューブは定期的にチェック
- 温度設定は素材の推奨値を守る(高すぎるとフィラメントが変形する)

あと意外と見落としがちなのが、送り出し穴のチューブの劣化です。 ここが緩くなると密閉性が落ちるので、予備のPTFEチューブを持っておくと安心です。
フィラメントドライボックスと一緒にあると便利なもの
ドライボックスだけでも湿気対策はできますが、あわせて持っておくとさらに快適になるアイテムがあります。

●筆者の遠藤つよしです。 3Dプリンター周辺機器を中心に、メーカーや販売店へのリサーチをもとに記事を書いています。 今回はフィラメントドライボックス5機種について、各メーカーの公式情報と販売店スタッフへのヒアリングをもとに比較しました。

