登山デビューで最初につまずくのがリュック選びです。街用のビジネスバッグを背負って登ると肩がもげそうになるんですよね
今回はリサーチで集めた声をもとに、日帰り中心で使える登山リュックを5つ紹介します。

登山用リュック選びで見ておきたい4つのこと
通販ページの写真だけで決めると、現地で「あれ、腰が痛い…」となりがちです
ショップ店員さんから聞いた話をもとに、買う前にチェックしたい観点を整理しました。
腰ベルトの硬さで疲れ方が全然違う(柔らかすぎると荷重が逃げない)
背面長が体に合っているか(背中ベタ付きは蒸れの原因)
雨蓋やレインカバーなど最低限の防水装備
なかでも腰ベルトは侮れないです。
荷重の7割ほどを腰で受けるイメージで作られているザックが多く、ここがフニャッとしているだけで翌日の疲労が倍増すると言われます。
日帰り~小屋泊まで使える登山リュックのおすすめ5選
ここからは、実際の売れ筋とレビュー傾向をもとに並べたランキングです
容量も価格帯もばらつかせたので、自分のスタイルに合う一本が見つかるはずです。
第1位:ザ・ノース・フェイス BC Fuse Box II 30L

街使いから低山ハイクまで幅広く使える箱型リュックです
ノースフェイス直営店のスタッフさんに聞いたところ、中身が整理しやすい四角い本体と、衣類を守ってくれるターポリン素材の組み合わせが支持されているとのこと
30Lは日帰り~山小屋1泊まで守備範囲が広く、普段使いにも違和感なく馴染みます。
街でも山でも使える定番の箱型リュック
第2位:LAD WEATHER USB充電ポート付き登山リュック

登山用品店に問い合わせた中で「予算を抑えたい人にまず勧める」と返ってきたのがこのモデルです
撥水素材と防汚加工で雨混じりのハイクでも気にならず、USBポートが付いているのでモバイルバッテリーを中に入れておけば行動中でも充電できます
価格は1万円前後で、コスパ面では飛び抜けて優秀です。

コスパ重視で機能も欲張りたい人に
第3位:コロンビア キャッスルロック 25L バックパックII

日帰り低山にちょうどいい25Lサイズで、レインカバーが本体に内蔵されています
コロンビア取扱店で聞いた話では「初めての一本として最も相談が多い」とのこと
背面パネルには通気性を考えたメッシュが入っていて、汗っかきの人には嬉しい作りです。
価格も2万円を切る水準で、まずは1本試したい人の入り口として丁度いい位置付けです。
日帰り登山の入門に使いやすい25Lモデル
第4位:Kayiyasu 登山リュック 20L 軽量・防水タイプ

20Lでザックそのものが軽いため、ランニング代わりのトレランや里山歩きに向いています
販売店にリサーチしたところ、普段使いと兼用したい大学生〜若い世代に売れているそうで、シンプルなデザインが好評でした
ぶっちゃけ、本格的な縦走には耐久性が物足りないですが、近所の裏山を1〜2時間歩くくらいなら必要十分ですね。
低山ハイクやトレランにちょうどいい軽量タイプ
第5位:YuJoyYe 登山リュック 50L 大容量タイプ

テント泊や山小屋連泊を視野に入れたい人向けの50Lサイズ
1万円台前半で買える大容量ザックとしては珍しく、背面にパッド入りのフレーム構造が入っていて、荷物が重くなっても背中が凹まない作りです
1万円台で50L大容量が手に入るなんて、控えめに言ってやばいコスパです!!
ただし、正直ブランド品と比べると縫製は粗め。荷重が30kgを超えるような山行だとヒヤッとするので、10〜15kg程度の装備までに留めるのが無難です。
テント泊デビューを低予算で始めたい人向け
背負い方ひとつで疲労感は大きく変わる
同じリュックでも、ベルトの締め方や荷物の入れ方で歩きやすさがガラッと変わります
山のプロに教わった、現場で役立つ小ワザを紹介します。
2. 肩紐は軽く引く程度でOK
3. 胸のチェストストラップで肩紐のズレを止める
4. 仕上げに肩紐の上部にあるロードリフターを引いて姿勢調整
荷物を詰める順番も大切です。
重いものは背中側の中央付近に寄せると、歩いても揺れにくくなります
逆に、一番下や底の外側に重量物を入れると、体が後ろに引っ張られて疲労が倍増するので要注意。

リュックと一緒に持っていきたい小物
ザックだけで山に入ると、意外と不便に感じる場面があります
登山用品店で聞いた「追加で買って良かった声の多いアイテム」をピックアップしました。
サコッシュ(スマホ・行動食・地図をすぐ取り出せる)
チェストパック(カメラや補給食をまとめて身につける)
ドライバッグ(衣類を濡らさないインナー袋)
ザックカバーは、後から「ちょうど合うサイズ」を探すのが本当に面倒なので、ザック購入時に一緒に買うのが無難です
サコッシュも、リュックを下ろさずに地図を見られるだけで行動リズムが崩れません
逆に、ハイドレーションシステム(水のチューブ)は「あると便利だけど掃除がめんどくさい」という本音の声もありました。使う人を選ぶアイテムです。
登山リュックを長く使うための扱い方
リュックは丁寧に扱えば10年以上平気で持ちます
逆に扱いを間違えるとすぐヘタるので、簡単なメンテだけは覚えておきたいところ。
泥汚れはぬるま湯と柔らかいブラシで落とす(洗剤は中性のものを少量)
保管時は立てかけずに平置き(ショルダーが変形しにくい)
長期保管前にはパッキンやバックル類の動作をチェック
特にNGなのが洗濯機でガラガラ洗うパターン。
生地の撥水コートが一発で剥がれて、雨を弾かないただの布袋になります
筆者も過去にやらかしたことがあり、高いノースフェイスを1シーズンで台無しにした苦い思い出があるので、ここだけは本当にやらないでほしいポイントです。

シーンに合わせて選べば納得の1本が見つかる
登山リュックは、容量と背負い心地さえ合えば長く頼れる相棒になります
今回紹介した5本は価格帯もサイズもバラバラですが、日帰りメインならノースフェイスかコロンビア、予算重視ならLAD WEATHER、テント泊狙いならYuJoyYeというふうに、スタイルで絞り込めば迷わずに済みます
自分の行動範囲を具体的に想像しながら選んでみてください。
●遠藤つよし
●遠藤つよしアウトドア用品を得意としたプロ筆者。今回は登山用品店スタッフや実際の利用者へのリサーチをもとに記事を執筆しました。読者が山で困らない情報をお届けします。


