フィラメントの印刷がうまくいかないとき、原因は湿気かもしれません。 乾燥機を1台持っておくだけで印刷の成功率がグッと上がります!
フィラメント乾燥機を買う前に確認したい3つの違い
フィラメント乾燥機って見た目はどれも似ていますが、使ってみると差が出るポイントがあります。 ここでは購入前に確認しておきたい点を紹介します!
- 温度調節の範囲:PLAなら45℃前後、ABSやナイロンなら65℃以上必要。 素材に合った温度が出せるか確認してください
- 同時乾燥できるスプール数:1kgスプール1本タイプが多いですが、2本同時に入るモデルもあります
- 乾燥しながら印刷できるか:フィラメントを出したまま印刷に使えるタイプだと、湿気を吸う暇なく使えて便利です

正直、PLA中心ならそこまで高性能なものは必要ありません。 ただTPUやナイロンなど吸湿しやすい素材も使うなら、温度が70℃まで上がるモデルを選んだほうが後から買い替えなくて済みます。
フィラメント乾燥機のおすすめ5選!【2026年4月】
実際に使った感想やメーカーへのヒアリングをもとに、フィラメント乾燥機5台を比較しました。
第1位:SUNLU フィラメント乾燥機 S1 Plus

SUNLUの乾燥機はフィラメント界隈で一番メジャーな存在です。 S1 Plusは温度35〜55℃に対応していて、PLAやPETGの乾燥にはこれで十分でした。 ファンで内部の空気を循環させてくれるので、ムラなく乾燥できます。

デメリットとしては、温度の上限が55℃なのでナイロンやPCなど高温乾燥が必要な素材には向きません。 PLA・PETG・TPUがメインの方にはコレで間違いないです。
入門に最高の1台!乾燥しながら印刷もOK
第2位:Creality Space Pi フィラメントドライヤー

Crealityのフィラメントドライヤーは45〜70℃まで温度調節できるのが強みです。 箱を開けたときのデザインがスタイリッシュで「これ乾燥機なの?」って感じでした。 タッチパネルの操作もわかりやすくて直感的に使えます。
ただし、サイズがやや大きめなのでデスク上のスペースに余裕がない方は置き場所に困るかもしれません。 Crealityのプリンターとの見た目の統一感はバッチリです。
高温素材にも対応するスタイリッシュな乾燥機
第3位:Chitu Systems フィラメントドライヤー E1

Chitu Systemsはスライサーソフト「ChiTuBox」で有名なメーカーです。 E1は360°均一加熱で、スプール全体をまんべんなく乾燥できるのが売り。 タッチスクリーンが見やすくて、残り時間がパッとわかるのも良いです。

正直、価格だけ見ると少し高いですが、乾燥性能は確かです。 温度ムラが少ないので、TPUのような繊細な素材の乾燥にはかなり信頼感があります。
360°均一加熱で温度ムラなし、繊細な素材にも安心
第4位:Sovol フィラメントドライヤーボックス

Sovolのドライヤーボックスは2kgまでのスプールに対応しているのがポイントです。 大容量スプールを使っている方には嬉しい仕様。 加熱は360°均一で、温度設定は40〜55℃。

注意点は、温度上限が55℃なのでナイロンには力不足です。 あとボタン式のUIがちょっと古い感じで、タッチパネルに慣れていると操作が少しもたつきます。
2kgスプール対応で大物造形派に
第5位:eSUN eBOX Lite フィラメントドライヤーボックス

eSUNのeBOX Liteは乾燥と保管を兼ねたドライボックス型のモデルです。 重量計測機能が付いていて、フィラメントの残量がディスプレイで確認できるのが他にはないユニークな機能。
ぶっちゃけ乾燥パワーは他の専用乾燥機に比べると控えめですが、普段の保管と乾燥を1台で済ませたい方には良い選択肢です。 印刷中もフィラメントを出しながら使えるので実用的です。
乾燥と保管と残量確認が1台でできる万能ボックス
フィラメント乾燥機の上手な使い方
乾燥機を買っただけで満足してしまう方もいますが、使い方次第で効果が変わります。
- 印刷の2〜3時間前にセットしておくのがベスト。 急いでいるときでも最低1時間は乾燥させてください
- 乾燥温度はフィラメントの素材に合わせて設定。 PLAなら45℃、PETGなら55℃、ナイロンなら65℃が目安です
- 乾燥が終わったらすぐにジップロックやドライボックスに入れること。 そのまま放置すると数時間でまた湿気を吸います

フィラメント乾燥機と一緒に揃えたいもの
乾燥機にプラスして保管環境も整えるとフィラメントの寿命がぐっと延びます。
密閉バッグ:フィラメント専用の真空バッグもありますが、普通のジップロックLサイズ+乾燥剤でも十分です。
湿度計:小さいデジタル湿度計を保管場所に入れておくと、乾燥状態がひと目でわかります。 湿度30%以下をキープするのが理想です。

フィラメント乾燥で印刷品質が変わるって本当?
答えはイエスで、乾燥機を使うかどうかで印刷の仕上がりは別物になります。
湿気を吸ったフィラメントで印刷すると、表面にポツポツとした気泡が出たり、「パチパチ」という異音がノズルから聞こえてきます。 初めて乾燥機を使って印刷したときは、表面がツルツルになってマジで最強!!って叫びました。
微妙だと感じるのは、PLAのように吸湿が少ない素材だと乾燥の効果がわかりにくい点です。 逆にTPUやナイロンは乾燥前後の差がはっきり出るので、効果を実感しやすいです。
●筆者 遠藤つよし3Dプリンターや周辺アクセサリを得意分野としています。 今回はフィラメント乾燥機メーカーや販売店スタッフへの取材をもとに、各モデルの違いをまとめました。 読者が自分の印刷スタイルに合った乾燥機を選べるよう、使い勝手を中心にお届けしています。


